カラオケ一大ブームのころのお話について、思いつくままにいろいろと書いてみたいと思います。現在のカラオケといえば、若い人にとってはカラオケボックスのことを指していると思います。そういう意味では現在も、カラオケの一大ブームの真っ最中であるといえるでしょう。もうお若い人にはあずかり知らないことでしょうが、その昔のカラオケボックスなどかげも形もないころの話ですが、一大カラオケブームが昭和の時代に存在していたのです。
私は1980年代の初頭に晴れて社会人になり、新人サラリーマンとしての生活をスタートさせました。
そのころはまさにカラオケブームの真っ只中でありました。最初のころのカラオケというのは、現在のように映像や歌詞がモニターに映し出されるようなことはありませんでした。カラオケを楽しむ人たちは歌詞カードが納められたファイルを片手に歌を歌っていました。また当然のことながらカラオケの伴奏もミュージックテープによるものでした。
カラオケのシステムとしてはとても旧時代的なものでしたが、このカラオケはありとあらゆるアルコールを供するお店に蔓延していました。
スナックにカラオケがあるのはもちろんのことですが、普通の居酒屋さんなどにもカラオケが用意されていました。今なら考えられないことですが、おすし屋さんにだってカラオケの装置が置いてあったりしたのです。歌を人前で歌うというのが苦手である私は、カラオケの装置のない居酒屋さんを探すのが大変でした。